皮膚シリーズ第3回🐣
今回は『食物アレルギー』についてお話したいと思います。
人だと一般的に耳にする言葉ですが、実は犬猫にも食物アレルギーがあります❗️
食物アレルギーってなに?
☝️食物アレルギーは、『タンパク質』が原因と言われています。
普段のご飯やおやつに含まれる、主に特定のタンパク質が原因で体に反応し、アレルギー反応が起こることを指します。
✌️アレルギー反応とは、体内に異物や病原体を排除する『免疫』という働きが過剰になり起きることです。
⭐️食物アレルギーでは、特定の食べ物を体が異物(アレルゲン)と判断し、攻撃するためにアレルギー反応が起きます。
また、1度原因になった食べ物は触れたり吸い込んだりしてもアレルギー反応が出てしまうこともあります😿
😵症状😵
⚡️季節に関係なく、皮膚の赤みや痒みが起きる。
→「季節に関係なく」という所がポイントです!
犬猫では1年中同じ食べ物を食べている場合が多いので、季節に関係なく、1年を通して症状が出ていることが多いんです。
アトピーや植物に対するアレルギーなどでは季節によって症状の強さが異なります。
人間の花粉症などは春だけ、だったりしますよね!
⚡️下痢や嘔吐などの消化器症状 (一日の便💩の回数も重要です。)
→アレルギーを起こす食べ物を食べている場合、便が緩くなったり、排便回数が3〜4回以上と多い傾向にあります。
また、小さい頃から症状が出ている場合は、飼い主さま自身が、その子の便が「緩いこと」が「正常」と思ってしまっていることもあります!
便を持ってきていただき、実際に見せてもらうことで判断の材料にすることもできますよ。
症状の出る部位としては、耳、口の周り、背中・お尻・お腹、脇、足先など全身の様々な場所です。
フードの選び方🦴
食物アレルギーでは、どの食べ物・食材に反応を起こすのか?をしっかりと見極め、反応を起こさない食べ物を見つけることがとても効果的です。
現在では、様々なアレルギー用の療法食が開発されており、どんどん食べられるフードの選択肢も増えてきています。
また、療法食に限らず、市販のフードでもアレルギー対応のものも増えてきています。
様々な選択肢の中から、その子に合った食べ物を見つけてあげられるといいですね!
また、手作りのごはんをあげるという方法もありますよ!
食物アレルギーの診断と検査方法🏥
🔥除去食試験
過去に食べたことの無いタンパク質(牛肉や鶏肉、魚など)のご飯を一定期間あたえ、症状の改善があるかを確認します。
症状が軽い場合は、早くて1日で痒みや便の改善が認められることもありますが、皮膚病が悪化してしまっている場合、長いと3ヶ月程度は反応を見る必要があります。
実は、ここでさらに大切なのが「負荷試験」なんです。
症状が改善した場合、元々食べていたフードに戻したり、アレルギーの原因と疑われている食べ物(肉・魚)を少量・1週間程度与えてみるんです。
そこで、症状の再発を認めた際に診断が確定します。
🔥アレルギー検査
血液検査をして判断します。
検査でしっかりと陽性の反応が出れば、食べ物を選んでいく「ヒント」にはなりますが、検査で陽性と出ても、いざその食材を食べさせてみたら問題ないこともありますし、陰性と出ても反応が出る場合もあります。
検査自体の値段も高いので、検査のメリット・デメリットをしっかりとお伝えして、飼い主さまと検査を行うかどうか?を選んでいけたらいいな、と思います。
🍀除去食試験を行う場合は長期に渡ることが多いため、飼い主様の根気が大切になってきます🔥
時間がかかってもアレルギーが出ない食物を沢山見つけることが出来れば、愛犬愛猫の食生活が豊かになり、心身の健康にも繋がります。
また災害時にも、たった一つのフードしか選択肢がないと、そのフードの生産がストップした際、いつものフードが食べられなくなり症状が再発したり、食べられるものがなくなってしまう恐れがあります。
🍀そのためにもベストなフードやおやつを一緒に探していけたらいいな、と思っております😸🐾
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